群馬県高崎市の龍廣寺には陸軍墓地がある。
明治から高崎には陸軍15連隊があり、日露戦争では旅順の164高地を多くの犠牲者を出し攻略させた。
その墓地の片隅に「元ロシア兵士の墓」がある。
日露戦争では7万人ものロシア人捕虜が出て、国内の29ヵ所の収容所に収容された。
高崎にも500名以上の捕虜が寺院などに収容されていた。
その中で傷病兵だった3人が亡くなりこの地に葬られた。
西洋式の墓には、十字架が刻まれロシア語で銘文が記されている。
ロシア兵の墓と陸軍墓地、先の大戦から72年が過ぎ平和な時代だからこそ、忘れてはならない存在であると思う。
高崎市の龍廣寺で写す。