
夕張メロンは今年50年を迎えた。
1982年の夏、炭鉱で写した写真を届けに炭鉱マンの家に行くと、半分に切った夕張メロンがでてきた。
しばらく呆然として眺めていると、「夕張ではこうして食べるのだ」と言いブランデェーをかけてくれた。
その時の味は忘れられない。メロンは高級品。それを半分に切りいっきに食べる。こんな贅沢はない。
庶民的なプリンスメロンならともかく、しかも網目の入ったメロンである。まったく驚いた。炭鉱て凄いなー。
その夏はいくつメロンを食べたのだろうか。冗談じゃなく死ぬほど食べた。
「メロンがなくてすまないね」と言って、まれに食べさせてくれるスイカがすごく新鮮だった。
そんな夏も今は昔の思い出となった。