

旧井上房一郎邸(1952年竣工)
群馬県高崎市の高崎市美術館内にある旧井上房一郎邸は、チェコ生まれの建築家、アントニン・レーモンドの東京・麻布にあった自宅兼事務所を写した建物として知られている。
子供の頃、私はこの邸宅の近くにある小学校にかよっていた。
大きな木に覆われ、高い塀にかこまれた向こうには「どんな豪邸があるのだろう」と想像をめぐらしていた。
現在、高崎市美術館となり、邸宅は保存され見学ができるようになった。
今回初めて美術館を訪れ、子供の頃のなぞの邸宅を見ることができた。
邸宅は思っていたよりも質素であったが、レーモンドスタイルが見られ、楽しませてもらった。
また、ゆっくり名建築を見たいと思っている。