来月の写真展が迫り、最近はプリントをしている。
プリントが終わらないと撮影にも行けない。
近年、「SNOWY」の雪のプリントばかりしていたため、なれるまでに多少時間がかかる。
プリントは難しいし、奥が深い。
写真は写真集「巨幹残栄・忘れられた日本の廃鉱」の表紙に使ったいわき市の好間炭鉱のズリ山。
この写真を撮った時の事は昨日の事のように思い出す。
カメラを構えた時に、実は雲はなかった。
しばらく待っていると、左手の方向に形のよい雲が現れた。
「あの雲が来たらいいな」と思っていたらズリ山の上に流れて来たのだった。
この日は上空は風が強く、雲はすばやくズリ山の上を通り過ぎて行った。
35ミリカメラでモードラで撮っているのならまだしも、6×6の1枚きりは結構なものだった。(笑)
この日は幸運だったのだろう。