三笠市の弥生墓地に炭鉱事故が明記されている墓石があり、三笠に住むの知人に案内してもらった。
墓石には次のように書かれていた。
「昭和7年8月5日北海道炭鉱汽船(北炭)空知炭鉱舞鶴坑内へ夕張工業の実習生6名を引率入坑しコールカッタ取付作業中、瓦斯爆発に遭遇して入坑者56名と共に殉職す」
何とも痛ましい事故だろう。しかし、これが炭鉱の現実である。この事故を調べてみるとこの引率者も入れると57名が犠牲となっていた。
この墓地には友子の墓も数多くあり、興味深い墓地だ。
夕張の末広墓地もそうだが、古くから炭鉱で栄えた町の墓地を歩いてみると炭鉱の歴史を見ることができる。