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80年代夕張100・記憶の再生6 夕張新炭鉱事務所前

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               1982年・夕張新炭鉱で

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               2012年・夕張新炭鉱で

人間の記憶というものは徐々に薄れていくものだと思う。
しかし、一枚の写真はその時の状況を思い出させる。
通洞の西口から人車に乗って、事務所にたどり着いた時、一台の救急車が目に飛び込んできた。
咄嗟に事故の犠牲者だと思った。
その時は近づくことができず、その場でやっと何枚かシャッターを切った。
この写真は、私にとって初めて炭鉱事故を感じたものだ。
現在は当時の事務所はないが、今でも雪の中を走り去った救急車を思い出す。
あれから30年以上が過ぎた。
by ysnowy | 2013-04-22 13:23 | 80年代夕張 | Trackback | Comments(2)
Commented by 猫おやじ at 2013-04-22 15:46 x
救急車というのは、非日常の最たるものですね。30年前「成田農高」の記念誌で出張校正にこられた教師の方々が会社の前をサイレンを鳴らしながら停車する救急車に、全員注目され、1時間近くそのまま。その純朴さに引き換え、いろいろなサイレンに慣れっこになってしまった我が身を恥じたものです。
Commented by ysnowy at 2013-04-22 20:14
猫おやじさん
夕張新炭鉱の事故から半年近くたち、最深部に取り残されていた犠牲者が連日運ばれてきました。
救急車イコール犠牲者、そして炭鉱事故。
このようなイメージが定着しました。
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