

夕張で写す

山本作兵衛と炭鉱(ヤマ)の記録から(平凡社・コロナブックス)
夕張の歴史村に残る坑夫の像。
今頃は雪に埋もれていることだろう。
モデルは竹鶴可文(よしふみ)北炭夕張鉱業所所長で、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝(マッサン)の実兄だという。
来年は戦後70年を迎える。この像は、戦争末期の1944年に軍需生産美術推進隊の中村直人、古賀忠雄、圓鍔勝三、木下繁によりつくられたもの。
同推進隊は全国の炭鉱や新潟の油田に坑夫の像を制作した。現在11体が確認されており、そのうちレプリカを含め9体が今も残っている。
12月19日の山本作兵衛さんの命日に刊行された「山本作兵衛と炭鉱(ヤマ)の記録」(平凡社・コロナブックス)にこれらの坑夫像のことが掲載されています。
ぜひご覧になってください。