青梅市小曾木4丁目にかつて東京炭鉱があった。
今は都バス(東京炭坑前)と西武バス(東京炭鉱前)の停留所にその名を留めるだけだ。
青梅市史によれば、ここでは昭和10年ごろから昭和35年まで亜炭、泥炭の採掘がおこなわれていた。
当時、炭鉱を経営していたのは、大和礦業株式会社で、暖房燃料用として販売されていた。
発熱量は、500カロリーで、粘着力が強かったという。
最盛期の昭和33年には月産500トンを採炭、従業員も40人で、福岡・山口・福島出身の坑夫が採炭していた。
しかし、昭和35年に閉山。竪坑跡の穴が残っていたが現在は埋め戻され跡形もない。