
目黒川
目黒川のほとりにある目黒区美術館に行って来た。
今、同美術館では、「石内都展 ひろしま/ヨコスカ」が行われている。
今回の展覧会は、写真家・石内都さんの集大成的な展示だった。
「絶唱、横須賀ストーリー」「アパートメント」「連夜の街」の初期三部作から、「1・9・4・7」「SCARS」そして、「Mother,s」「ひろしま」までの作品が展示されている。
特に、初期の三部作のヴィンテージは、パネル張りの写真や、当時画びょうでとめた写真、一部変色した写真もあり、かえってその事で趣があってよかった。
「絶唱、横須賀ストーリー」は横浜美術館などで見たことはあるが、名作「アパートメント」や「連夜の街」は初めてヴィンテージのプリントをみた。
私は、ヴィンテージプリントがすべて良いとは思っていないが、今回の展示において、現在と30年前とでは、印画紙もプリントした時の作者の精神状態も違い、このなんともいえない味や質感は、今ではとうてい表現できないと思う。そして、プリントとは「そういうもんだ」と改めて思った。
そんなわけで、久しぶりに満足した一日だった。